【お正月】おせちに伊達巻を食べる理由は?意味や由来を解説

今年ももう残り少なくなり、早いもので新年を迎えようとしている。

お正月は実家でゆっくり過ごす方も多いと思うが、そんな実家で過ごすお正月に食べるものといえば「おせち料理」だろう。実家で手作りしている人もいれば、最近はコンビニやデパートでも予約販売しているところも多く、お正月になれば必ず食卓に並ぶことが多い。

そんなおせち料理だが、定番ともいえる具材が多いが、なぜこの具材がおせちに入っているのか理由や意味まではわからない人が多いと思う。お正月に食べられるおせち料理の具材に込められた意味はなんなのだろうか。今回はおせち料理の具材の中でも「伊達巻」について取り上げ、伊達巻がおせちに入っている意味や理由・由来について紹介していく。

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伊達巻ってなに?

伊達巻

伊達巻は卵料理のひとつ。白身魚やエビの擂り身に溶き卵と出汁を加えてよくすり混ぜ、みりんや砂糖で調味して焼き上げたものを熱いうちに巻き簾で形を整え、食べやすい大きさに切ったものだ。黄色いカステラのような見栄えをしており、一度は目にした方も多いだろう。

ふわふわな食感と甘さが美味しく、おせち料理では定番として入っていることが多い。

ちなみに伊達巻は関東と関西で味付けが違う。よくうどんの出汁が「関東は濃い」「関西は薄い」と言われているように、伊達巻も関東の伊達巻は口に入った瞬間、すぐに甘さが伝わってくるような甘さ濃い目な味付けをしているのに対し、関西の伊達巻きは甘さを控えめにした味付けとなっている。甘いカステラのような伊達巻を好んでいる人からすれば、関西の伊達巻はすこし物足りなく感じてしまうかもしれない。

おせちに伊達巻が入っている理由は?

そんな甘くておいしい伊達巻がおせち料理の定番として入っている理由はなんなのだろうか。

学問成就や文化の発展

伊達巻の形状は、巻き簾で形を整えるため切った断面がひらがなの「の」の字になるような形をしている。この形が昔、本やノートがない時代に書物として使われていた「巻物」の形に似ていることから、文化の発展または、学問や習い事の成就を願う意味を込めた食べ物としておせちに採用されている。

見た目の華やかさから

そもそも「伊達巻」という名前がつけられた理由は諸説あり、戦国大名「伊達政宗」の好物だった説や、伊達という言葉には見栄を張る・豪華に見せるという意味があることから、色合いが派手なこの料理を「伊達巻」と呼ぶようになったという説もある。

そんな名前の由来には諸説ある伊達巻だが、おせちに入っていればその色合いもあり、たくさん具材が入っていても目を惹くことが多い。そんな色合いから伊達巻は、おせち料理の華やかな料理の演出のために欠かせない具材として用いられることが多い。

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おせちの一段目に欠かせない

おせちには欠かせないとされる「伊達巻」だが、伊達巻がおせちのどこに入っているか、場所にも意味がある。

おせち料理は基本「重箱」と呼ばれる何段にも重ねられた箱を用いられて作られる。その一番上の箱「壱の重」には「口取り」と呼ばれる料理が詰められている。

「口取り」とは祝い事の場でお吸い物と共に最初に提供される肴の事をいう。古くは酒と共に提供されるものだったが、徐々に甘い味付けの料理が多く含まれるようになり、子供から大人まで様々な年齢の方が楽しめる料理に変わっていった。

伊達巻はそんな「口取り」の料理として、見た目の華やかさも備え、甘い味付けで大人でも子供でも食べられることから一段目に打ってつけの料理と言えるだろう。

まとめ

今回はおせち料理の具材の中でも「伊達巻」について取り上げ、伊達巻がおせちに入っている意味や理由・由来について紹介してきた。

おせち料理は華々しい正月らしい料理だが、具材そのものや入れられている場所にも意味が込められている。毎年何気なく食べているおせち料理だが、一個一個の具材の意味を知っているとよりおせち料理が好きになるかもしれない。

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