【衆議院選挙2017】希望の党惨敗の敗因を解説!小池百合子氏辞任も?

衆議院選挙2017は22日投開票が行われた。事前の情勢予想でいわれていた通り、自民党公明党からなる与党が議席の3分の2を獲得する見込みと自公圧勝の結果となった。

そして今回の衆議院選挙の注目の的になった「希望の党」だが、獲得議席は55議席あまりになる見通し。希望の党に合流できなかった議員により設立された「立憲民主党」よりも獲得議席が少なくなる見込みで、野党第一党を奪われる形となりそうだ。

公示前は小池百合子氏の知名度に比例する形で「政権交代もあるのではないか」と勢いを加速させてきた「希望の党」。しかし蓋を開けてみれば後に結成された「立憲民主党」に主役を奪われた。

希望の党の勢いはどのようにして失速していったのか。今回は惨敗に終わった今回の衆議院選挙の希望の党の敗因について考察する。

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言葉だけが先行した「排除」発言

希望の党がここまで注目されることになったのは「民進党議員の合流」の他にはない。

9月25日に結成された希望の党。元々は小池百合子氏を慕う衆議院議員「若狭勝」氏が共に自民党を離党し、新たな国政政党を立ち上げようとする動きで作られた政党である。立ち上げ当時は衆議院議員11名。参議院議員3名が所属していた。

その後民進党代表「前原誠司」氏が今回の衆議院選挙について「今回の衆議院選挙は比例代表を含め公認候補を擁立せず、希望の党公認で出馬する」と意向を示したことから、実質民進党は「希望の党に合流する議員」「無所属で出馬する議員」の二つに分かれ分裂という形となった。

前原代表には今回の衆議院選挙にむけて、希望の党と合流し、野党共闘の形を作った上で安倍政権に対抗できる力をつけることを第一に考え合流という決断を下したように思える。

しかし結果的に民進党議員が合流した希望の党は当初の予想よりも惨敗の結果に終わった。

小池氏の「排除」発言。立憲民主党の誕生

前原氏の思惑は「民進党議員全員の合流」だった。しかし小池氏は民進党議員合流について「思想の違う議員は排除する」と民進党議員全員を受け入れない方針を示した。

民進党議員を合流する上で、党の政策に合わない議員を合流させないのは当然のことだと考える。しかしこの「排除」というマイナスの言葉だけがメディアを中心に報じられ、希望の党の勢いを止める原因になったと推測している。

またその後は「希望の党」ないし「小池百合子氏」を中心に、希望の党のお金の問題や「小池氏のツーショット3万円」というワードがツイッターのトレンドに上がるなどマイナスイメージが先行したのも大きい。

そしてなにより希望の党に大きい影響を与えたのは「立憲民主党」の誕生だ。

前述の「排除」によって思想が違うとして合流を見送られた議員。前原代表の発表では「無所属での出馬」としていた議員たちが、新たな党を立ち上げて衆議院選挙に出馬することとなった。それが枝野氏を代表とする「立憲民主党」だ。

これが結果的にマイナスイメージが先行していた「希望の党」にうってかわって「立憲民主党」が安倍政権批判の受け皿を担ったと考えられる。

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首相候補不在の選挙

今回の衆議院選挙はいわゆる「政権選択選挙」だ。過半数の議席を獲得した政党から実質の総理大臣が指名されることとなる。

首相には各党の代表が選ばれることとなり、例えば自民党であったら現自民党総裁の安倍晋三氏が選ばれることとなる。

しかしながら希望の党の場合は違う。代表である小池百合子氏は現東京都知事であり、国会議員ではない。従って希望の党が政権を担ったとしても小池氏が首相になることはない

以前から希望の党が政権を担った時に誰が首相になるのかというのは注目されていたが、小池代表は「首相候補は衆議院選挙後に決める」と語り、今回の衆院選は首相候補なしで戦うこととなった。

「政権選択選挙」と謳いながら首相候補を決めずに戦い、今後の行方が不透明だったのも惨敗の要因だろう。

希望の党は今後どうなる?

今回の衆議院選挙で惨敗を喫した希望の党、果たして今後はどうなっていくのだろうか。

まず気になるのは小池百合子氏の今後だ。小池氏は7月の東京都議選で「都民ファーストの会」の代表に就任。55人が当選し圧勝を収めたあと、小池氏は突如代表を辞任した。「二元代表制等々への懸念を考慮した」と話したが、選挙のためだけの代表だったのかと批判が殺到した。

今回も衆議院選前に希望の党を結成した小池氏。惨敗の結果を受け党代表辞任の可能性も出てくる。

また合流した民進党議員の今後も気になるところ。このまま希望の党に残るのか、民進党へ戻るのか注目だ。またお金の問題もある。民進党議員が希望の党に合流する前に、民進党が公認する予定だった議員に1500万円の活動資金を渡し終えた状態だった。それが分裂ということになり、結果として民進党から希望の党に合流した議員や、民進党から立憲民主党に所属した議員も活動資金をもらっていたということになる。

民進党が事実上分裂されたいま、政党交付金問題もどうなるのか注目が集まる。惨敗に終わったあとも希望の党への注目はまだまだ続くだろう。

 

 

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