愛知県の南海トラフ沖大地震被害想定は?震度や津波浸水対策も考察

今回は、愛知県の南海トラフ沖大地震被害想定をはじめとして、実際に発生した際に予想されている震度や津波が起きたときの浸水対策も考察していく。

いずれ必ず来るであろうと言われている「南海トラフ沖大地震」。太平洋側の地域の被害は相当なもので、被害想定としては全域合わせて30万人以上の犠牲者が出るだろうとされている。

最近ではよく番組などでも取り上げられているが、中部~四国だけではなく、関東でも被害が出る可能性は極めて高く、無視できない内容となっている。もちろん、一番用心して頂きたいのは震源に近い地域に住んでいらっしゃる方々だ。

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愛知県の南海トラフ沖大地震の被害想定

被害想定に関しては愛知県のホームページで詳細を閲覧する事が可能だ。そちらを参照しつつ各項目ごとに現在予測されている内容をまとめていく。

愛知県の被害想定は、2パターン。過去地震最大モデルと理論上最大想定モデルだ。人々の安全を守ろうとかなり緻密に練られている事が伺える。

今回まとめていくのは、前者の「過去地震最大モデル」だ。これまでの「宝永~昭和南海」で発生した5地震のモデルを参照した内容となっており、愛知県でもこちらをベースに対策を練っている。

震度と津波想定

南海トラフ地震が発生した際に想定されている震度は最低でも5強、最大で7とされている。

その中でも震度6弱~6強の割合が非常に高い(43市町村)

津波が発生する可能性は非常に高く、津波の高さは約「10m」と予想されている。津波の到達時間は最短で9分。到達した際の想定は30cm程度となっている。

震度6強以上かつ特に津波が発生した時の高さが目立つ地域を以下に記載する。

市町村名 最大震度 最大津波高
田原市 7 10.2m(渥美半島外海)
西尾市 7  5.1m(佐久島)
蒲郡市 7 3.6m
碧南市 7 3.5m
南知多町 7 4.9m
美浜町 7 3.9m
半田市 6強 3.6m
常滑市 6強 4.4m
豊橋市 6強 7.6m(渥美半島外海)

液状化について

液状化に関しては現状の地盤の改良が考慮されていないので、実際に発生した時には若干抑えられると見込まれているが、県西部は特に影響を受ける可能性が高い。

中でも目立つのが

  • 稲沢市
  • あま市
  • 愛西市
  • 津島市
  • 蟹江町
  • 弥富町
  • 北名古屋市
  • 清須市
  • 名古屋市
  • 大治町
  • 飛鳥村
  • 東海市
  • 西尾市
  • 豊橋市

これから地盤改良のための工事などは行われて行くとは思うが、周辺地域の方も注意しておいた方が良いだろう。

浸水

浸水に関してだが、想定では合計26000ha以上になると想定されている。

特に浸水の影響が大きい地域は以下となる。

市町村名 浸水面積[ha]
名古屋市 5740
西尾市 5155
弥富市 3597
豊橋市 2155
田原市 1931
愛西市 1387
飛島村 1200
碧南市 1071
津島市 662

家屋倒壊

家屋倒壊についてだが、特に冬場の被害が大きいと予想されている。これは、夏に比べて火事になる可能性が高いからだ。

合計で9万棟以上が全壊すると見られている。

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人的被害について

南海トラフでは全体的な地域で30万人以上が犠牲になると見られているが、愛知県では約6400人が想定されている。

これに関しても一番被害が大きいであろう冬場に地震が発生した場合を想定しているが、やはり「津波・浸水発生に対する逃げ遅れ」が一番多い。(3900人)

その次に家屋倒壊となっている。(2400人)

対策について

南海トラフ沖大地震の対策についてだが、人的被害の内訳を見る限りやはり「津波・浸水」に対してどのような対策をしていくかが鍵となっている。

想定では冬場そして深夜から早朝にかけてが一番被害が多くなると見積もられている。

そのため、”逃げ遅れ”による被害が多いのだ。

人的被害をゼロにするのは非常に難しいとされている理由は分かるが、第一に「いつ南海トラフ大地震が発生してもおかしくない」と日ごろから意識しておくことが大切である。

もし大地震が発生した時、どのような行動をすれば良いのか、津波が到達するまでの数分でどこへ避難すれば生存率を高めることが出来るのか

これを各市町村はこれから先…いや、すぐにでも全力を注ぐ必要があるだろう。

発生した場合にこれだけの被害が想定されているのにも関わらず、「その時になったら考える」では手遅れなのだ。

 

生存率を上げる方法として、ニュース番組などでも報道されることが多いが、いつ発生するか分からないその状況を、常時アンテナを張って待つのは現実的に難しい

もし、確実に生き残りたいのであれば根本的に自分が住む場所を変えることも考えても良いのかもしれない。漠然としているし、経済的にも、職業的にも難しい方も多々存在しているのは確実だが、このような選択を考えている方々も最近では増えている。

もし、愛知県に住んでいる方の殆どがそういった考えになった場合は、またいろいろと問題が出て来るのは確かだ。しかし、実際にそういった行動をとる人間は限られてくるだろう。

生に執着するのは生き物として当然だ。だが、全員が全員行動できるわけでもないし、そこまでして…と考える方もいる。

個人的な考えではこの引っ越しという行動が一番の対策ではないかとは感じる。

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