大阪府警はなぜシナ人・土人発言をした?理由や意味と今後の処罰

大阪府警はなぜシナ人・土人などと発言をしたのだろう?その理由や、シナ人の意味と今後の処罰について触れるとともに、その言葉が生まれてしまった背景についてお伝えしていく。

ざっくりとこのニュースを説明する。

  • 沖縄本島北部、東村と国頭村にまたがる現在工事中のアメリカ軍北部訓練場のヘリパッド(ヘリコプターの着陸帯)建設に伴い、砂利を搬入しているところでこの騒動は起こった。
  • 抗議デモを行う市民に対し鎮圧行為をおこなっていた大阪府警の機動隊員が「下がれ!クソ」「どこ掴んどんじゃこのボケ!」などの暴言に加え、決定打となった「土人が!」「黙れこら。シナ人」と言い放った。

言い訳のしようがないほどの暴言である。さすが大阪府警、と言いたいところだがこれもバイアスのかかった発言か。今までしてきたことを見ればそう思われてもしょうがない部分は多くあるが。大阪府警の過去の悪行、開いた口がふさがらないエピソードについてはこちらの記事後半で紹介している。

人種差別・人権問題に厳しい米国などでこのような騒動ががあれば市民からの発砲があってもおかしくないレベルの事態だ。

大阪府警がこんな言動をしてしまった理由について、現場の状況、背景を踏まえて詳しく解説していく。

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シナ人発言の理由

府警側の弁解としては、詰めかけた地域住民のデモに対して、右翼関係者、右翼団体が「シナ人帰れ!」と怒声を浴びせていたのに同調して『シナ人発言』をしてしまった、としているが、本当にそうだろうか。

一時の感情の高ぶりがあったとはいえ「シナ人」という単語は非常に人種差別的で、市民の尊厳を踏みにじる単語だ。「ニガー」や「チョン」と同等の激しいニュアンスを含む。公的機関の人間が口にすることは決してないものだ。やはり、日常的に仲間内の会話でこの単語を使っているか、根底に差別意識が漂っているような気がしてならない。

この単語のニュアンスを知らずになんとなくつられて口に出してしまった、なんてことはあるだろうか。ありえないだろう。普段から彼らと接点のある職務に携わっているのだから。

『シナ人』の意味

シナ人という言葉は、昭和初頭~無条件降伏までの軍国主義の日本の占領下の植民地で使われていた。

日本人が植民地や本土で労働させていた中国の方に対し、わざと侮蔑や差別的なニュアンスを込めて呼んでいたという戦争時代の負の遺産だ。

もともとは古代インドでの中国の呼称「シーナ」の語に由来するらしいが、そちらの意味合いはとっくに消え失せている。

 

現代日本でその単語を使うのは匿名性の高い2chの掲示板にいるネトウヨや右翼団体くらいのものだ。それを国家公務員が使用していたのだ。

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土人発言の理由

どうも文脈を整理すると、「土人」という言葉は大阪府警の機動隊員の個人的な感性によるもののようだ。普段から地域住民に対し高圧的に接していたり、軽蔑の感情を持っていたことが伺い知れる。それが感情の高ぶりによって「表に出てしまった」ということのようだ。

そういった意味では、こちらもこちらで相当根が深い問題だ。今回たまたま動画に収められただけで、この一件は氷山の一角なのかもしれない。

 

しかしこれに関しては私たちももう一度見直すべき点がものすごくたくさんあるとtwitterを見ていて痛感した。

プライバシー保護のためツイートをここに掲載することはできないが、

  • 「ゴリラにしか見えない」
  • 府警の感覚は「間違っていない」

という大阪府警に肯定的なユーザーが複数見受けられたのだ。

 

こういった発言には4つの背景があると考えられる。

  • 悪ふざけ: 単に、悪ノリ。大阪府警を面白おかしくヤジっている。twitterのコミュニティの温度。
  • 地理的に遠い: 地理的に遠くにあるため、同じ日本としての認識が薄い。台風などの災害の際に、「沖縄に台風が来ている」というニュースが流れ、後ろではヤシの木が強風になびいている。そんな光景を見て、心配する人の数はどれほどいるだろうか。「どこか遠いところで起きている、自分とは関わり合いになるはずもない話」と感じている。
  • 顔の造りが少し異なること: 民族的にすこし違う系譜にあるため、沖縄の方の顔の造形は九州以北の県とはすこし雰囲気が違う。それを「異質」なものとして感じてしまっている。
  • デモ問題: 「またか」と思っている、もしくはそういう発言をしてしまっている。上陸され、兵士と顔を合わせて最も生々しい戦争をした場所で米軍基地の開発が次々と推し進められている状況はかなり酷なものなのに、それに対して心から共感出来ないでいる

思い当たるところはないだろうか。複数当てはまるなら、「土人」発言をした大阪府の機動隊員と同じ思想体系を持っている、ということになってしまう。本当に難しい問題だが、今一度沖縄出身の友人や配偶者、恋人を見て沖縄の認識について改めて考えていくべきだと感じている。

 

今後の処罰

これだけの不祥事だが、今後の処罰に関してはまだ発表されていない。事の重大さを鑑みて、適切な処分を下してほしいと願う。

また、なにか情報が出てき次第追記していく。

 

今回の一件は、国際的には日本人が想像しているより重く受け止められるのではないだろうか?海外の反応はいまのところ確認することが出来なかったが人種差別的な思想だけではなく、軍国主義の名残からくる別称を公務員が使ったという事実は「ナチス・ドイツ的思想」が根強く残っていると思われても仕方ないと感じている。

こんなことが起こらないようにするためには、今回の問題の当事者だけではなく私たち個人の意識改革が必要になる。

 

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