【自民党総裁選2018】結果予想!石破氏が勝つ可能性は?

安倍晋三首相の自民党総裁任期満了に伴う「自民党総裁選」は9月7日(金)公示、9月20日(木)投開票を迎える。

公示で今回は3期目の当選を狙う安倍晋三氏と石破茂元幹事長が立候補し、2人による争いとなった。2015年に行われた自民党総裁選では安倍氏1人のみ立候補となり無投票再選だったため、今回の総裁選は2012年以来6年ぶりに行われることになる。

今回の総裁選は2012年の総裁選を踏まえてルールを変更してから初めて行われる総裁選である。2012年の総裁選では「地方票を軽視している」との声が上がり、今回は党員票が議員票と同数に。地方票の重みが増した総裁選になるといえる。

6年ぶりの総裁選、石破氏が総裁になり首相交代になる可能性はあるのか。今回は自民党総裁選の結果について予想していく。

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ルールが変わった総裁選

自民党総裁選は身近で言われる「選挙」とは違い、誰もが投票できる選挙ではない。自民党内のトップを決める選挙なので当然自民党に関わる人のみが投票できる選挙だ。そのため普段は「なるべく選挙に行こう」と言われているが今回の自民党総裁選は一般の国民であれば行方を見守るという形になる。

具体的に今回の自民党総裁選は以下の人が投票することができる。

  • 自民党所属の国会議員による投票(議員投票)
  • 全国の自民党員・党友などによる投票
議員投票と党員投票

議員投票は現在自民党に所属している国会議員が1人1票投票できる。現在自民党所属の議員は衆議院議員283名。参議院議員122名、計405名存在する。1人1票なので計405票集まることになる。

党員とは満18歳以上で日本国籍を有する者が対象で、自民党費を支払っている人たちのこと。党員の人には投票用紙が郵送され、記入して提出することで投票することができる。

全国の投票数をもとに党所属国会議員数と同数の票をドント方式といわれる方式で分配する。今回の自民党総裁選の場合は議員投票数が「405」なので405票を安倍氏石破氏の投票数の割合によって分配することになる。

議員投票は20日午後に自民党本部で直接投開票が行われる。議員投票が終わると、党員投票の結果と合わせて同時に結果が発表される。今回の場合議員投票と党員投票、合わせて810票の過半数以上を獲得した立候補者が当選ということになる。

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カギを握る地方票

今回の総裁選は2012年の総裁選を踏まえてルールが変更されている。

2012年でも安倍氏と石破氏は党総裁をめぐって争ったが、党員投票の時点では石破氏が55%を獲得して優位に立っていた。しかしながら現職議員に議員投票の合計で過半数に届かなかった。

1回目の投票で過半数を超える立候補者が現れなかった場合は上位2名を選び決選投票をするのだが、当時のルールでは決選投票は議員投票のみ有効としていた。結果、石破氏は党員投票では勝っていたのにも関わらず決選投票で安倍氏に敗戦。総裁の差を逃している。

この2012年の総裁選の一連の流れから「地方の票を軽視している」という声が上がり、党員投票は今回から議員投票と同じ票数を獲得することに至った。

そのため2012年の総裁選では300票だった地方票が405票まで拡大。今回は立候補者が2人のため行われないが、決選投票にも地方票が反映されるなど地方票の価値は以前よりも大きくなっている。

安倍氏の三選確実の声が大きいが…?

20日に投開票が行われる自民党総裁選だが、大方の予想では安倍晋三氏の三選が有力とみられている。

まず自民党内の国会議員による投票で安倍氏への投票に動くだろうと予想される議員が全体の8割に上るとされている。事前に共同通信社が行った調査によると、自民党内の派閥である細田派、麻生派、岸田派、二階派、石原派の五派閥がすでに安倍氏への支持を示しており、すべて含めると自民党国会議員の8割が安倍氏への支持を示している。

こうなると石破氏が勝つには議員票と同じ票数を持っている地方票で安倍氏に8割以上の差をつけて勝たないといけないが、いくら2012年の総裁選で地方票で安倍氏に勝ったといえど、地方票で得た票数は全体の55%にとどまる。地方票で安倍氏に8割以上の票差をつけるのは厳しいという見方が強い。

またこちらも共同通信社が党員投票の資格をもつ「自民党員・党友」に総裁選の支持動向を調べたところ、安倍氏への支持が6割という結果が出た。つまりは地方票でも安倍氏が有力とみられており、安倍氏の総裁選勝利との見方が強くなっている。

今後も見据えた地方票の行方に注目

安倍氏の三選が有力とされているが、石破氏もあきらめていない。石破氏は各地方を訪れ「地方重視」を強調。地方票の確保に動いている。

一方安倍氏陣営も地方票確保に必死だ。三選確実と言われているものの、国会議員票と地方票で大きな差が生じるということがあれば地方と議員で意見に差が生じているということになり、批判の的になりかねない。来年には参議院選挙も控えており、盤石な形で勝利したいという気持ちが強い。

そのため両陣営とも地方をめぐり票の確保に動いている。投開票が終われば結果のみが大々的に報じられるだろうが、地方票の差にも注目していきたい。

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