今回は2018年の夏の高校野球地区予選大会の中から、「島根県」予選の優勝予想および日程について紹介していく。
2018年は遂に夏の甲子園と呼ばれる「全国高等学校野球選手権大会」が記念すべき100回を迎える。今年は記念大会ということで愛知、神奈川、大阪、千葉、兵庫、埼玉、福岡の7都道府県が2地区に分けられるため合計56代表校で実施される。
島根県予選は7月15日から予選が始まり日程を順調に消化すれば7月26日に決勝を迎える。
今年の島根は秋優勝の「開星」。春優勝の「石見智翠館」。春準優勝の「立正大淞南」の3校が軸。開星は春季大会3位なものの投手層に厚みがある。春優勝の石見智翠館は本格派投手2人を揃え、注目の4番水谷瞬が2試合連続ホームランを放つなど打線も強力。立大正湘南も堅守と足を絡めた機動力野球が持ち味のスキのないチームだ。
打線に切れ目がない「益田東」も注目のチーム。また厚い投手陣と注目の捕手・伊藤陸斗を擁する「出雲西」もダークホース的存在だ。
今回は夏の高校野球島根予選の優勝予想と組み合わせについて紹介していく。
夏の高校野球島根大会組み合わせ
※◎はシード。浜=「県立浜田球場」。松=「松江市営野球場」
A
高校名 | 日にち | 高校名 |
---|---|---|
◎石見智翠館 | 7/17 9:00松 | 浜田商 |
隠岐 | 7/18 9:00松 | 三刀屋 |
松江高専 | 7/18 11:30松 | 江津 |
津和野 | 7/19 10:00松 | ①の勝者 |
①邇摩 | 7/16 9:00松 | ①出雲 |
B
高校名 | 日にち | 高校名 |
---|---|---|
明誠 | 7/16 11:30松 | 松江工 |
松江北 | 7/16 14:00松 | 出雲商 |
松江商 | 7/18 14:00松 | 松江東 |
飯南 | 7/17 11:30松 | 松江南 |
江津工 | 7/17 14:00松 | ◎大社 |
C
高校名 | 日にち | 高校名 |
---|---|---|
◎開星 | 7/17 9:00浜 | 平田 |
益田東 | 7/18 9:00浜 | 出雲農林 |
益田 | 7/18 11:30浜 | 情報科学 |
矢上 | 7/15 13:45松 | 浜田 |
安来 | 7/16 9:00浜 | 浜田水産 |
D
高校名 | 日にち | 高校名 |
---|---|---|
島根中央 | 7/16 11:30浜 | 益田翔陽 |
出雲北陽 | 7/16 14:00浜 | 出雲工 |
松江西 | 7/18 14:00浜 | 大田 |
大東 | 7/17 11:30浜 | 松江農林 |
出雲西 | 7/17 14:00浜 | ◎立正大淞南 |
過去の主要大会結果
秋季大会
優勝:開星
準優勝:石見智翠館
ベスト4:益田東、大田
春季大会
優勝:石見智翠館
準優勝:立正大淞南
ベスト4:平田商、開星
夏の高校野球島根代表予想
100回記念の夏。島根大会は7月15日(日)に開幕。決勝戦は日程通り消化すれば7月26日(木)に決勝戦が行われる。
秋優勝の「開星」。春優勝の「石見智翠館」。春準優勝の「立正大淞南」の3校が軸。去年の夏はノーシードだった開星が頂点をつかんだだけにノーシード勢の活躍にも目が離せない
石見智翠館
春優勝の「石見智翠館」。春季山陰大会も立正大淞南を破って優勝しており、夏優勝の期待は高い。
昨年の秋大会から投手陣の厚さに定評がある。エースの靍仁は最速147キロを記録するストレートとここぞという場面で三振を取れる勝負強さが持ち味。榊原元稀は130キロ台前半の直球にスライダーやカーブなどを織り交ぜる。迫広佳祐もキレのあるストレートと変化球を投げ分ける左腕。
加えて春からは打線にも強さが出た。内野手から捕手に転向した上田大輝、春から力をつけてきた田中時織には長打力がある。中でも4番に座る水谷瞬は県大会から中国大会にかけて3試合連続ホームランを放つなどまさしくチームの中心打者だ。
島根県内の高校の中でも勢いに乗っているのはこの「石見智翠館」だろう。2015年夏以来の甲子園出場を狙う。
開星
秋優勝の「開星」。春大会は3位だったものの力がある投手を複数擁しており、投手陣がはまれば夏2連覇が見えてくる。
去年の夏の甲子園にも出場した左腕の加納智也は注目選手。130キロ後半のストレートとキレのいいスライダーを織り交ぜる。春の大会は出番が少なかっただけに夏にどれだけ照準を合わせてくるか。春に台頭してエースナンバーを背負った右腕・才木来慎や昨年甲子園出場のチームのエース・中村優真など層は厚い。
加えて春は乱打戦となり3位になったものの準決勝では9得点、3位決定戦でも10得点と、打線の破壊力もある。投打がかみ合えば2年連続の夏優勝が見えてくる。
立正大淞南
立正大淞南は堅守と足を活かした機動力が持ち味のチーム。
投げてはエースの新田流生。外角のスライダーの切れ味が鋭く、打たせて取る投球が持ち味。佐々木との継投リレーもある。打ってはショートの友杉篤輝を中心に各選手の能力は高い。
初戦から力がある出雲西との対戦となる。去年と同じ初戦のカードなだけにここを乗り切れば流れに乗れるかもしれない。
出雲西
2年連続初戦で立正大淞南とあたる出雲西。
出雲地区大会では力の差をみせつけ優勝。キレの良いボールを投げる左腕の佐々木瞭。1年秋から主力メンバーの右腕・中田竜斗の二枚看板。さらにはこの春に力をつけた剛腕ピッチャーの森野豊之が台頭。3本柱を形成している。
その投手陣をリードしているのが捕手の伊藤陸斗。184cmの大柄な体型を感じさせないフットワークの軽さと矢のような二塁送球で一気に注目を浴びた。潜在能力の高さは随一だ。
初戦の相手「立正大淞南」とは2年連続で初戦で当たる。シード校である立正大淞南を初戦で倒すことができたら一気にダークホース的存在になるだろう。
まとめ
今回は2018年の夏の高校野球地区予選大会の中から、「島根県」の優勝予想および日程について紹介してきた。
秋優勝の「開星」。春優勝の「石見智翠館」。春準優勝の「立正大淞南」の3校が軸。特に「石見智翠館」は春の山陰大会も優勝し勢いがある。靍仁らを擁する投手陣と水谷瞬を中心とした長打力ある打線は強力。今年はどこの高校が甲子園の切符を手にするか。
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