今回は2018年の夏の高校野球地区予選大会の中から、「佐賀県」の優勝予想および日程について紹介していく。
2018年は遂に夏の甲子園と呼ばれる「全国高等学校野球選手権大会」が記念すべき100回を迎える。今年は記念大会ということで愛知、神奈川、大阪、千葉、兵庫、埼玉、福岡の7都道府県が2地区に分けられるため合計56代表校で実施される。
佐賀県大会は6月21日(木)に組み合わせ抽選会。7月7日(土)から予選が始まる。
絶対的な優勝候補はいなく今年も混戦模様。春優勝の「東明館」、秋優勝の「佐賀学園」、春準優勝の「唐津商」あたりが候補か。東明館にはポテンシャル十分の右腕・木谷聖哉と2年生右腕・川口剛輝を擁する。唐津商もプロ注目の捕手・土井克也がいる。
しかしながら昨年もノーシード枠から「早稲田佐賀」が優勝しただけに流れに乗ったチームが優勝を飾ることも考えられる。果たしてどこの高校が優勝するのか。今回は夏の高校野球佐賀予選の優勝予想と組み合わせについて紹介していく。
夏の高校野球佐賀県大会組み合わせ
※組み合わせが決まり次第追記します。
過去の主要大会結果
秋季大会
優勝:佐賀学園
準優勝:伊万里
ベスト4:多久、鳥栖
春季大会
優勝:東明館
準優勝:唐津商
ベスト4:塩田工、佐賀商
NHK杯
優勝:龍谷
準優勝:佐賀学園
ベスト4:塩工・嬉野、唐津商
夏の高校野球佐賀代表予想
100回記念の夏。佐賀県大会は7月7日(土)に開幕。組み合わせ抽選会は6月21日に行われ日程通り消化すれば7月22日に決勝戦が行われる。
東明館
春優勝の東明館。躍進の理由はポテンシャル十分の二人の投手。
3年木谷聖哉は昨年秋から故障に苦しんでいるが県内でもトップクラスのポテンシャルを誇る。180cm62kgとやや細身の体系だが綺麗なフォームからの130km台の伸びのあるストレートを投げる。スライダーのキレも一級品だ。
2年右腕の川口剛輝も将来性を秘めた存在。182cm62kgとこちらも細身だが低めに集めることができる変化球のコントロールとテンポのいい投球が持ち味。
打っては2番の寺崎拓真がバントをしないパンチ力を秘めた2番として打線を担う。春の県予選全6試合で59安打39得点の強力打線を擁して同校初の夏の甲子園を狙う。
唐津商
春準優勝の唐津商。
プロ注目の捕手・土井克也を擁する。おととしの夏の甲子園の土を踏んでいる土井。2年の夏はショートを経験し俊敏性のあるフットワークや足を使ったフィールディングに磨きをかけた。3年になった今は捕手に戻りパンチ力のある打撃で4番に座るなどチームの中心選手。県内だけでなく九州を代表する捕手だ。
投げては粘り強い投球が持ち味の伊藤諒と楢田が中心。安定したバッテリーで夏の争いの先頭を走る。
龍谷
NHK杯を制した龍谷。
将来性十分の2人の右腕を擁する。急成長を遂げた松尾和樹は183cm73kgと一回り大きい体格から織りなす141キロのストレート、スライダー、縦のカーブを中心に組み立てる本格派。NHK杯決勝では佐賀学園相手に散発4安打に抑え三塁を踏ませないピッチング。完封勝利をあげた。
もう一人の右腕杉山宗治郎は140キロ近いストレートで押す強気の投球が持ち味。打ってはNHK杯決勝でホームランを放った末宗凜太郎などパンチ力あるバッターが揃う。
伊万里
21世紀枠で春のセンバツに出場した伊万里。センバツでは初戦で強豪・大阪桐蔭と対戦。14点を取られて敗れたものの2点をとり最終回2死満塁まで行くなど意地を見せた。
投げてはエースの山口修司が引っ張る。派手さはないが低めを丁寧に突くピッチング。スライダーやカーブに加え、チェンジアップも投げるようになり投球に幅が広がった。
打っては1番ショートのヒットメーカーの犬塚晃海、固め打ちも期待できるキャッチャーの梶山など繋がれば面白い。春に引き続きまた甲子園に帰ってくることはできるか。
まとめ
今回は2018年の夏の高校野球地区予選大会の中から、「佐賀県」の優勝予想および日程について紹介してきた。
プロ注目の捕手・土井克也を擁する「唐津商」や木谷聖哉などポテンシャル十分のピッチャーが揃う春優勝の「東明館」などが先頭を争うと予想するが、最近の佐賀県予選はノーシードでの勝ち上がりから優勝するケースも多く、ノーシードからの優勝の可能性も十分にある。どこの高校が甲子園の切符を手にするか注目したい。
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