毎年お正月の恒例行事となった「箱根駅伝」。2018年1月3日に行われる復路では箱根芦ノ湖~大手町間の5区間をランナー達が走る。今回はアンカー区間。優勝争い、シード権争い、どの争いにも重圧がのしかかり、ビル風や気温の上昇などブレーキの要因が多い10区についてルートやコース、注目選手について紹介していく。
10区は泣いても笑っても箱根駅伝最後の区間。平坦なコースだが優勝争いやシード権争いをしているチームの選手には重圧がのしかかり、更に都心に近付くにつれビル風や気温の上昇がランナーのペースを乱す。
ゴールに近づくにつれ嫌が応でも沿道の声援が大きくなりプレッシャーが大きくなる。いかにプレッシャーの中で力を発揮できるか。ランナー達の勝負強さが勝負のカギを握る。
今回は今年の箱根駅伝の10区について展開を予想、詳しく紹介していく。
箱根駅伝10区のルート・コースを紹介
区間記録
松瀬 元太(順天堂大)83回・2007年 1時間08分59秒
通過予想時刻
コース地点 | 通過予定時刻 |
---|---|
鶴見中継所 | 12:17分頃 |
六郷橋 | 12:26分頃 |
南大井歩道橋 | 12:47分頃 |
日本橋 | 13:24分頃 |
読売本社前 | 13:27分頃 |
箱根駅伝10区の注目選手は?
2017年の10区結果をおさらい
順位 | 記録 | 選手名(大学) | 学年 |
---|---|---|---|
1 | 1時間11分00秒 | 作田直也(順天堂大) | 4 |
2 | 1時間11分01秒 | 小野木俊(日体大) | 4 |
3 | 1時間11分21秒 | 村上優輝(中央学院大) | 4 |
4 | 1時間11分41秒 | 安藤悠哉(青山学院大) | 4 |
5 | 1時間11分55秒 | 東福龍太郎(法政大) | 2 |
6 | 1時間12分01秒 | 堀合大輔(駒沢大) | 2 |
7 | 1時間12分19秒 | 林竜之介(東海大) | 4 |
8 | 1時間12分27秒 | 彦坂一成(創価大) | 4 |
9 | 1時間12分30秒 | 清水歓太(早稲田大) | 2 |
10 | 1時間12分32秒 | 小早川健(東洋大) | 3 |
注目選手は?
10区は箱根のアンカー区間であり最も重圧がかかるポジション。声援もそうだが距離も23kmと比較的長くタフなレースが強いられる。
そんな10区はチームの主将がエントリーされることが多く、昨年は青山学院大学の主将を務めた安藤悠哉が10区を務め、青学三連覇のゴールテープを切った。他にも中央学院大の村上優輝や日体大の小野木俊など、プレッシャーのかかる区間を主将が担い好成績を残すケースが目立つ。
今年も青山学院大学は主将を務める吉永竜聖がアンカーを務めるのが濃厚。箱根出場経験はなく今回出場なら最初で最後の箱根駅伝。リーダーシップが評価され主将に抜擢された今年、青学4連覇に向け主将が良い走りで締めくくることができるか。
他にも優勝候補として東海大学は4年の國行麗生の起用を予想。箱根では不振が続いているが、今年の全日本駅伝では区間2位。安定した走りを見せている。神奈川大学は前回9区の大川を10区に持ってくるか、秋澤啓尚の起用を予想する。
また記録という意味では駒澤大の堀合大輔に注目。昨年も10区を走り区間6位。今年も10区を担当する可能性が高い。全日本では6区区間賞を獲得し実力もつけており、区間賞候補として期待がかかる。
泣いても笑っても最後の区間。プレッシャーのかかる区間でゴールテープを目指し走るランナー達の奮闘に期待したい。
箱根駅伝2018各区の予想と展望
往 路 | ||||
---|---|---|---|---|
1区 | 2区 | 3区 | 4区 | 5区 |
復 路 | ||||
6区 | 7区 | 8区 | 9区 | 10区 |
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